


年齢を重ねても生き生きとハリに満ちた肌でありたい。
そんな願いに応えるため、FASでは素材そのものが持つ力を「科学」の力で引き出し、理想の肌へアプローチできないか日々研究を行っています。
「発酵」と「科学」。
それは、どちらも素材の力を最大限に引き出すための知恵であると私たちは考えています。
「発酵」とは「素材」と「菌」の組み合わせで、発酵代謝物をいかようにもできる無限の可能性を秘めたもの。
中でも原料となる「素材」のもつ力は「発酵」や「科学」との掛け合わせによって存分に引き出されます。さらに、肌やからだにとって吸収しやすいサイズに分解されることで効率よく取り入れられるようになるほか、時には新たな成分が生み出されることもあります。
そのため、FASでは「素材をどのような技術と組み合わせるか」ということを常に考えながら「素材」を選ぶ段階から視野を広げ、「発酵」や「科学」との組み合わせで肌にとってより良い成分の抽出ができないか研究を行っています。
情報も環境もめまぐるしく変わる現代だからこそ、FASは、肌に寄り添い"素材そのものの良さを全面に出したバランスの取れた成分"を届けることを、「発酵」と「科学」の視点から探り続けています。

■黒豆
黒豆とは、「畑の肉」として知られている黄大豆や青大豆など、多様な種類が存在する大豆の中の一種で、種皮の色が黒色である大豆を指します。黒豆は平安時代から栽培されていると知られており、種皮にアントシアニン系色素を含むため、黒色となっています。

■丹波黒大豆
中でも京都の丹波黒大豆は大粒でシワがなく、その品質の高さからブランド大豆として古くから知られています。これは、栽培されている京丹波地方特有の夏の昼夜の温度差と秋の霧が、黒豆を大きくゆっくり熟成させている為であると考えられています。

■大豆イソフラボン
大豆にはイソフラボンというポリフェノールの一種が含まれており、一般的にポリフェノールは、強い抗酸化力があることで知られています。大豆イソフラボンとは、大豆、特に大豆胚芽に多く含まれる複数の化学物質の総称です。
化学構造が女性ホルモンであるエストロゲンと似ていることから、植物性エストロゲンとも呼ばれています。*¹
大豆は一般的に「畑の肉」として知られている黄大豆、青大豆など多くの種類があり、種皮の色が黒色である大豆を黒大豆といいます。
なかでも黒大豆の一部品種は黄大豆よりイソフラボン含量が高い傾向があるという報告も知られています。*²
そのため、FASでは黒大豆を原料として選定するにあたり、大豆などマメ科の植物に多く含まれることで知られるポリフェノールの一種であるイソフラボンの含有量に注目しました。
今回いくつかの黒大豆に含まれるイソフラボン含有量を確認した結果、京丹後の黒豆には100gあたり90mg以上ものイソフラボンが含まれていることが分かりました。

FASでは素材の力を最大限に引き出すため、科学的技術にもこだわっています。
タンパク質の多く含まれる原料の性質を考慮し、ペプチド化デリバリーシステムを導入。
たんぱく質からペプチドへ加水分解をすることで、肌への浸透をよくするための低分子化を実現しました。

参考文献
*¹農林水産省Webサイト
*²農研機構(2020)