「FAS」は、発酵コントロールという温かなサイエンスによって、大人の肌にも、偏りなく多種多様な美容成分を届けたいという想いのもと誕生した、発酵エイジングケア※1 ブランドです。
このたびオープンするのは「京都東山本店」と「京都髙島屋S.C.店」の2店舗です。「FAS」製品をご購入いただける他、1階食堂では発酵食をお召し上がりいただき、2階おもてなしの場ではワークショップや展示会などのイベントをお楽しみいただける、「FAS」の旗艦店である「FAS 京都東山店」。そして、「FAS」商業施設1号店となる「京都で一番の待ち合わせ場所」がコンセプトの京都髙島屋S.C.内に構える「FAS 京都髙島屋S.C.店」です。京都の土や石材、木材をはじめ、黒米のもみ殻を織り込んだ和紙など、この土地にゆかりのある素材をひとつひとつ読み解き、それらを用いて空間を構築しました。
※1 年齢に応じた潤いを与えるケア※2 サッカロミセス/コメ発酵液(保湿成分)
旗艦店となる京都東山店は、まちの喧騒から離れた一角に位置する、100年近い歴史をもつ一軒家をリノベーションしたものです。庭には日本の伝統工法である洗い出しの床を使用。その奥には小さな畑を作りました。1Fには食堂を構え、畑の収穫物を使った発酵食と、製品に使用している黒米を楽しむことができます。
有機農法における滋養豊かな土づくりは“発酵”がカギになります。土に棲む微生物が堆肥の有機を発酵させ、植物の根っこが栄養を取り込みやすい状態に分解します。「FAS」はこの土がもつ特性に「黒米発酵液」との縁を感じ、建材用の土を店舗作りに使用することにしました。何千年もかけて堆積した土には、その産出場所によって多彩な色や質のものがあり、「FAS 京都東山本店」では、京都市伏見区深草の地層から採取した浅黄色の土「深草土」を選びました。土を強く突き固め、幾層にも重ねて建材とする、版築(はんちく)と呼ばれる技法を取り入れています。
「FAS」のコンセプト「発酵と科学」について、食を通じて発酵の理解を深めていただくために、提供する料理は発酵に造詣が深い真野遥さんに監修いただきます。店舗でつけた漬物をお出しするほか、庭で育てた作物もお客様に提供する予定です。
<概要>店舗名:FAS 京都東山本店オープン:2023年10月6日(金)住所:京都府京都市左京区鹿ヶ谷宮ノ前町3営業時間:11:00〜18:00休:火・水、年末年始
<真野遥さんプロフィール>料理家。日本酒に合う発酵食レシピの提案を中心に、企業やメディア向けのレシピ開発やコラム執筆など幅広く活動中。東京での5年間の料理教室主宰を経て、2023年に京都へ移住。
2023年10月17日にオープンする京都髙島屋S.C.[T8]内の店舗は、気軽に立ち寄れる売り場の奥に、じっくりと美しさに向き合える、おもてなしの場を設けました。壁面には旗艦店と同様、京都の作り手さんと一緒に制作した和紙を貼ることで、ほの暗い世界の中で柔らかな光に包まれます。
「FAS」が使用している黒米の産地である京丹後市。 その近くの綾部市で活動している和紙職人、ハタノワタルさんが織りなす美しい和紙に着目しました。京丹後の黒米の籾殻を練り込んだ、「FAS」のためだけのオリジナル和紙を作っていただき、壁一面に使用。内側に仕込んだ間接照明が和紙を通して空間を優しく照らし、柔らかな世界を作り出します。※写真は「京都東山本店」で撮影した同じ和紙です。
<概要>店舗名:FAS 京都髙島屋S.C.店オープン:2023年10月17日(火)住所:京都府京都市下京区四条寺町東入2御旅町35 京都髙島屋S.C. [T8] 2階営業時間:10:00〜20:00休:京都髙島屋S.C.に準じる
<ハタノワタルさんプロフィール>1971年、兵庫県淡路島生まれ。多摩美術大学絵画科油画専攻卒。大学時代に出逢った和紙に興味をもち、日本伝統の美しさを継承すべく、1997 年より黒谷和紙(京都府 綾部市)にて紙漉きの修行をスタート。 現在は和紙作りと、自身の和紙を用いた空間作りや絵画の制作を行っている。