春の催し 穀雨 芽吹く香りの会
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2024.05.28

03.

春の催し 穀雨 芽吹く香りの会

春の催し 穀雨 芽吹く香りの会

FASは、お肌を綺麗にするだけではなく、身の回りに既にある美しものや、日本で古くから受け継がれてきた価値に目を向け、皆さまの暮らしをより豊かにするきっかけづくりをしたいと考えています。

そうした想いの元、2024年4月24日、春の息吹を感じる季節に「春の催し 穀雨 芽吹く香りの会」をFAS京都東山本店にて開催いたしました。

歴史と実績、そして技術

イベント名にもある穀雨(こくう)とは、中国の伝統的な二十四節気の一つで、春の最後の節気を指します。

穀雨は4月20日頃に訪れ、植物が育ち、動物が活発に活動し、穀物の成長にとって重要な天からの贈り物でもある恵みの雨が、降り注ぐ時期でもあります。

歴史と実績、そして技術

季節の移り変わりを、みなさまにより仔細に感じていただきたく、イベント名に冠した「春の催し 穀雨 芽吹く香りの会」。

FASブラックシリーズの香りを監修いただいているアロマ調香デザイナー®︎ 齋藤智子さんを講師として、穀雨を感じる「芽吹く」をテーマに、新たな生命の息吹を感じながら調香ワークショップ「塗香創り」を体験していただきました。

一万種を超える菌と向き合いつづける

塗香とは、香木や漢薬などの香原料を粉状にして混ぜ合わせたお香のことです。

古くは本尊に供えたり、修行者が身体に塗ったりして身を清め、邪気を近づけないために用いられていました。

現在では、ほのかに和の香りを纏わせるなど、日常生活でも使われています。

10年の歳月を経て、たどり着いた組み合わせ

当日は京都の山から檜、黒文字、北山杉を採取。

これらを塗香の材料として使用するとともに、ディスプレイにも採用。

店内は木々の香りで満ち溢れ、春らしさを引き立てる一方、他では体験できない特別な時間を提供いたしました。

ワークショップでは、塗香の成り立ちや粉末に加工した香薬種について丁寧に説明し、参加者は香薬種を調整しながら、お好みの香りを創作、塗香入れにてお持ち帰りいただきました。

佐藤さん

塗香創りの後は、明治より山城地方でお茶を作られている「堀井七茗園」さんのお茶と、自然や情景など記憶に残る一瞬を写した和菓子を作り出す「御菓子丸」さんの「かぜきり」 という甘夏と黒文字の寒天菓子をお召し上がりいただきました。

FASやその背景にある文化に興味、好奇心を抱いた方同士で打ち解け、親睦を深めていただいた瞬間に立ち会えたことが、主催として大変嬉しい機会となりました。

負荷によって力を最大限発揮する微生物

FAS京都東山本店では、今後も季節の移り変わりとともに、その時期に旬の植物を使ったワークショップを開催する予定です。

次回の機会には、ぜひこの感動的な体験を共有するためにご参加いただければと思います。

じっくりと観察